2025年12月に第9回坂総合病院NST専門療法士実地修練を控えている今日この頃ですが、ここで、昨年の第8回実地修練を思い起こしてみます。一部、手作りケーキやカレーの写真がありますが、全て当実地修練の関連画像です。歴代NST委員長の手作り〇〇を受講者の皆様へ押し付けるのが伝統芸となっています。

手作りチーズケーキ


バターチキンカレー
第8回は、院内外より12名のご参加で、4名1組計3チームのミニNSTを結成して頂きました。各チーム1名ずつ、ちょうどNSTが新規に介入する予定もしくは介入したばかりの患者さんを担当し、一緒にNST回診を体験しました。スクリーニング(MNA-SF)→アセスメント(GLIM基準、下腿周囲長計測、口腔アセスメント)→プランニング→主治医への提案を実践し、実地修練期間中にカルテでモニタリング、評価、再プランニングを考える、という一連の流れも実体験して頂き、最後にお互い他チームに報告するプレゼンの会を行いました。言うなればWe are the world(Quincy Jones R.I.P) のような院内外多職種混成チームでありながら、受講生の皆様は期待を超える優秀さでまとまりを見せており、明日から即NSTになれそうでした。もう、今頃はなっていることでしょう。成人学習者の意欲やコミュ力、ハンパない、と驚嘆してしまいました。



恒例のInbodyによる体組成測定は、フレイルの恐れを微塵にも感じられない当院受講生のY氏に体験頂きました。
リハビリテーション科医師のご協力を得て、嚥下内視鏡検査の実際も見学させて頂きました。
筆者は「全部座学で良いのでできれば私をそっとしておいてください」と考える、実はNSTに向いてないかもしれないグループワーク嫌いの陰キャラなのですが、当院実地修練プログラム責任者としてグループワークを考案する立場にあり、どんな方法が適切か毎回悩んで迷走しておりました。しかし、今回参加の皆様より、特にグループワークを通して実際に多職種で検討できたことが新鮮で楽しかった!とのご感想を多く伺えたので、やっと良き方法見つけたり、とひそかに悦に入っておりましたが、皆様の超絶な適応力のおかげだけかもしれません。


今後、皆様が多職種連携をいっそう推進するにあたり、当実地修練がそのきっかけの一つになればうれしいです。また、院内の受講生のかたから裏方に向けた労いのお言葉も頂けて、自分のNST人生も悪くはなかった、と思えました。ご参加の皆様、関係者の皆様、今さらながらありがとうございました。今年も栄養道を究める受講生さんをサポートできるよう準備を進めて参ります!
