研修医向け講義– tag –
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NSTが意識したい歯科領域の重要性|その2
前回からの続きです。口腔内の評価方法、歯ブラシの選びかたや義歯の取り扱いについても教わりました。 【OHAT(Oral Health Assessment Tool)】 口腔内の評価(口腔アセスメント)方法として、歯科医療者でなくても誰でも口のアセスメントができるような... -
NSTが意識したい歯科領域の重要性|その1
NST回診では、嚥下機能には問題がないのに、やせたり、長期に義歯を外していたせいで義歯が合わなくなり、入院前と同じ食事が食べられないといった、口腔内の問題で食事が進まないかたを見かけます。われらNSTは、疾患による栄養障害と同じぐらいに、今後... -
栄養管理における検査値の利用
【アルブミン、Rapid turnover proteinについて知っておきたいこと】 アルブミンの常識を復習しましょう。 肝臓で作られる。 TPの約60%を占める。 半減期は21日で長期的な栄養状態を反映。 TPの減少は、多くの場合はALBの減少によるもの。 TPの増加は、ほ... -
経腸栄養チューブにまつわるエトセトラ
【胃腸に入れられるチューブ ことはじめ】 チューブの用途:排液用と栄養剤注入用 世の中には、2種類のチューブがある… 日常診療で登場するチューブには、排液用と注入用がありますよね。排液用は太く、栄養剤の注入用は細く。まずこれだけは覚えましょう... -
PICCにまつわるエトセトラ
【PICCを始める前に…その1|皮膚へ正しい緊張のかけかた】 坂総合病院外科では、東日本大震災後ぐらいの時期から、中心静脈栄養が必要な患者さんに対しほぼ全例PICCを使用しています。尺側正中皮静脈を穿刺することが多いです。まれに静脈炎や静脈血栓症が... -
褥瘡と栄養|part 2 各論
【治癒過程と必要栄養素】 褥瘡治療中の各時期において強化すべき栄養素のタイミング 前回のあらすじでは、ガイドライン上、エネルギー、タンパクの強化、ビタミンや微量元素も忘れずに、ということでした。必要な栄養投与量は計算上、以下のように示され...