研修医向け講義– tag –
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臨床栄養のオキテ
GLIM基準を現場でどうしましょう?
令和6年6月からの診療報酬改定で、回復期リハビリテーション病棟においてGLIM基準を使用した低栄養診断が必須となり、現場では学習が進んでいます。日本栄養治療学会のホームページでもGLIM基準の詳細が示されています。 2024年6月に拝聴した「回復期リハ... -
臨床栄養のオキテ
NSTが意識したい歯科領域の重要性|その2
前回からの続きです。口腔内の評価方法、歯ブラシの選びかたや義歯の取り扱いについても教わりました。 OHAT(Oral Health Assessment Tool) 口腔内の評価(口腔アセスメント)方法として、歯科医療者でなくても誰でも口のアセスメントができるような簡便... -
臨床栄養のオキテ
NSTが意識したい歯科領域の重要性|その1
NST回診では、嚥下機能には問題がないのに、やせたり、長期に義歯を外していたせいで義歯が合わなくなり、入院前と同じ食事が食べられないといった、口腔内の問題で食事が進まないかたを見かけます。われらNSTは、疾患による栄養障害と同じぐらいに、今後... -
臨床栄養のオキテ
栄養管理における検査値の利用
アルブミン、Rapid turnover proteinについて知っておきたいこと アルブミンの常識を復習しましょう。 肝臓で作られる。 TPの約60%を占める。 半減期は21日で長期的な栄養状態を反映。 TPの減少は、多くの場合はALBの減少によるもの。 TPの増加は、ほぼγグ... -
経腸栄養
経腸栄養チューブにまつわるエトセトラ
胃腸に入れられるチューブ ことはじめ チューブの用途:排液用と栄養剤注入用 世の中には、2種類のチューブがある… 日常診療で登場するチューブには、排液用と注入用がありますよね。排液用は太く、栄養剤の注入用は細く。まずこれだけは覚えましょう。 排... -
静脈栄養
PICCにまつわるエトセトラ
PICCを始める前に…その1|皮膚へ正しい緊張のかけかた 坂総合病院外科では、東日本大震災後ぐらいの時期から、中心静脈栄養が必要な患者さんに対しほぼ全例PICCを使用しています。尺側正中皮静脈を穿刺することが多いです。まれに静脈炎や静脈血栓症が起こ...