栄養Webガイド2024登場! Click Here

多賀城市の市民講座でオーラルフレイル予防についてお話しました。

多賀城
目次

NSTと地元歯科のコラボ第2弾

2025年5月に当NSTと地元歯科のアイザワデンタル相澤俊彦先生がコラボし、塩釜市公民館において「元気の秘訣はお口から!歯科医とNSTが伝えたいオーラルフレイル予防のススメ」と題して市民公開講座を実施しました。これを契機に、多賀城市のNPO、生涯学習100年構想実践委員会より同様の講演のリクエストを頂き、10月18日、オーラルフレイル予防について市民活動サポートセンターでまたまたコラボさせて頂きました。

塩釜での市民公開講座のお話は以下をご覧ください。

多賀城市はオーラルフレイル対策や食育にも力を入れていることが市のホームページからうかがえます。また、市民活動も活発な印象を受けました。
生涯学習100年構想実践委員会とは:多賀城市における生涯学習社会の構築に向けて「生き方多彩100年構想」の方針に基づき、市民の手で企画、運営できる生涯学習機会の提供・学習環境の整備等を行うことを目的として1995年4月に設立されたNPOです。

健康寿命の延伸に向けてできること

相澤先生のお話で特に印象に残ったのは、日本は平均寿命が高く長寿ではあるが、健康寿命との解離があり、その差をいかに縮小するかが重要であるということです。厚労省のデータを以下で参照できますが、2022年における日本の平均寿命は、男性81.05歳、女性87.09歳であり、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である健康寿命は男性72.57歳、女性75.45歳とのことです。平均寿命と健康寿命の差は、男性で8.49年、女性で11.63年の開きがあります。自治体で歯科検診が実施されるようになったのは前進ですが、口腔機能低下症に関してはまだ行われておらず、健康寿命の延伸を図る方策の一つとして、オーラルフレイル対策がますます広がるよう期待したいところです。

相澤先生から最近の洗口液事情もご紹介頂きました。以前と比較し有効成分を十分な濃度で入れられるようになり、先生ご自身で試してみて好印象であったとのことでした。筆者も早速、高齢の実家の父に勧めます!

NST委員長

今回ご参加のかたより、「大変勉強になった」とのありがたいお言葉を頂きました。さらに、「オーラルフレイル対策の話は高齢者向けのみならず、現時点で問題に感じていない若い世代にも聞かせて、早くから親の世代や自分自身への注意を喚起できると良い」とのご意見を頂きました。ごもっともだと思います。個人的には義務教育で教えてほしいぐらいですぞ、と思っています。私自身も様々な学びを得まして、貴重な機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次