新着記事
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臨床栄養のオキテ
必須微量元素セレン、亜鉛、銅について気にかけてみましょう。|その3:銅欠乏症
銅はエネルギー産生や鉄代謝、結合組織の成熟、神経伝達物質の産生、活性酸素除去などに関与し、欠乏すると貧血、免疫不全、不整脈、創傷治癒遅延などを引き起こす可能性があるため、重要な微量元素のひとつです。銅欠乏症に関する学会公式ガイドラインは... -
臨床栄養のオキテ
必須微量元素セレン、亜鉛、銅について気にかけてみましょう。|その2:亜鉛欠乏症
少なくとも10~30%の日本人が、顕在化していない場合も含め、亜鉛欠乏状態にあると予想されています。生体内には活性を保持するために亜鉛を必要とする亜鉛酵素が多数存在します。いわば縁の下の力持ちである亜鉛に注目してみましょう。 どんなときに亜鉛欠... -
臨床栄養のオキテ
必須微量元素セレン、亜鉛、銅について気にかけてみましょう。|その1:セレン欠乏症
カリウムやナトリウム、カルシウム、リン、マグネシウムは日常診療で皆さんが気にしてくださいますが、主に栄養オタク界隈で注目される微量元素、セレン、亜鉛、銅について、今回光を当ててみようと思います。セレン、亜鉛については日本臨床栄養学会から... -
NSTニュース
第8回坂総合病院NST専門療法士実地修練を振り返る。
2025年12月に第9回坂総合病院NST専門療法士実地修練を控えている今日この頃ですが、ここで、昨年の第8回実地修練を思い起こしてみます。一部、手作りケーキやカレーの写真がありますが、全て当実地修練の関連画像です。歴代NST委員長の手作り〇〇を受講者... -
臨床栄養のオキテ
筋肉量測定の理想と現実:診療報酬の視点から
近年、栄養に関する学会界隈では、筋肉量が予後に最も重要との認識が高まっており、種々の測定方法、判定基準が紹介されていますが、保険診療上はこの重要性に見合った算定はなされているのでしょうか。調べてみました。 2025年現在の筋肉量測定と診療報酬... -
臨床栄養のオキテ
第20回宮城NST研究会の特別講演拝聴レポート|筋肉量こそが栄養のバロメーター
2025年10月4日、宮城NST研究会で拝聴した2つの特別講演の内容をレポートします。明日からの臨床に役立たせたい自分目線で拝聴していますので、一部自己解釈が過ぎていたら申し訳ございません。演者の先生お二方で共通していたのは、「筋肉量こそが栄養の...